ブログ:犬も歩けば 2012年5月
2012年
5月
27日
日
857 本「島根の逆襲」-2
犬も歩けば857 本「島根の逆襲」-2
犬も歩けば854の続報です。
25日、大崎で著者の出川通さんのお話を伺いました。
出雲高校、東北大院卒。三井造船に勤務したあと独立。
現在、㈱テクノ・インテグレーション代表取締役。
MOT(技術経営)が専門で、企業の指導、大学での講義、執筆などで多忙な身ですが、「島根の魅力」にはまってしまった様子です。
「銀・鉄・銅」、「神話」、「建築」などをテーマにした「島根旅行ビジネス」の可能性を熱く語られました。今月中旬、2泊3日で、元企業役員など数名を、島根に案内したばかりです。大変喜ばれ、手ごたえを感じています。「長く続けるにはガイドの養成が課題だ」と。
本は2000部刷ってまだまだ残部があるそうです。
八雲の会としては、当面本の販売を応援しようと思います。
読売新聞(三浦佑之・立正大学教授)、日刊ゲンダイが紹介しています。添付ファイルをご覧ください。
5月15日、溝口島根県知事を訪問されています。
http://www.pref.shimane.lg.jp/kochokoho/blog_cms/
5.26
2012年
5月
21日
月
856 メッセージ社
犬も歩けば856 メッセージ社
メッセージ社は岡山市企業、介護サービス業界4位です。
1位ニチイ学館 2位ベネッセ 3位ツクイ
古江博代表取締役社長のお話を、少人数で伺う機会がありました。1950年、鹿児島県生まれです。
主力事業は有料老人ホーム(アミーユの名称)です。今後は、健康な人も対象にするサービス付高齢者向け住宅事業(Cアミーユ)を増やそうとしています。
Cアミーユが優れていること、日経が特集しています。(2012.4.18夕刊)
「入居時の一時金なし、月々の負担は年金内」としながら、満足度が高いのは、徹底した合理化によります。
ベネッセ、メッセージは岡山県企業で、首都圏進出しています。「県の指導が厳しかったので、東京進出は楽だった。逆は難しいのでないか」と説明していました。
施設を作ると入居者は集まるけど、介護スタッフ、人材を集めるのが難題です。期待しているのは、外人、女性、高齢者。外人さんは日本人以上の世話をし、会話もOKですが、「文章を書くことだけが問題なんだ」そうです。
もうひとつの課題は、「地域とのなじみ」です。町内会に参加する、盆踊りの会場を提供するなど努力しています。
5.21
2012年
5月
20日
日
855シーリングファン(天井扇)
犬も歩けば855 シーリングファン(天井扇)
安来市荒島出身、ケイエスシー代表取締役の坂下弘(旧姓:加藤)さん、注目すべきかたです。加藤産業社長の弟さんといえば、わかる方もあるのでは。
10年ほど前、八雲の会では加藤産業を訪問したことがあります。「フリージア」という自由自在の間仕切りに驚いたこと覚えています。社長は船をおもちで、「乗らないか」とお誘いをいただいたのですが、一行の同意がえられず断念したのはつくずく残念なことでした。
坂下さんは大学から米国にわたり、米国企業に長く勤務してきました。帰国して始めたのがシーリングファンの輸入販売です。
会社 株式会社ケイエスシー http://www.meewa.com
本社 港区
大阪 ATC内にショールーム(営業)
シーリングファンの目的は、おしゃれでなく「節電」です。事業を始めて7年ほどが経っています。米国では当たり前のことが、日本では理解がえられず、初めは苦労したそうです。
東大などでとったデータの入った資料は充実しています。日建設計とは事務所用を開発中です。オーソドックスな取り組みを、ひとりでしてきたことに、驚きました。加藤さんの弟さんと知り、さもありなんと納得です。
「節電」では、日進産業の「ガイナ」と同じ目的です。補完性があるような気がしますがいかがでしょうか。
5.20
2012年
5月
15日
火
854 本「島根の逆襲」
犬も歩けば854 本「島根の逆襲」
「島根の逆襲」なる本が出ています。
著者:出川卓+出川通 発行所:言視社
初版:2012.3 価格:1500円+税
過激なタイトルですが、いたってまじめな中身です。「出雲」、「石見」、「隠岐」でなく、「島根」で括るのに工夫を要したそうです。
著者のプロフィールは次のとおりです。島根出身の、技術職のビジネスマンが書いたところに新規性があります。
出川卓:・1948年出雲市生まれ。
・大学卒業(機械工学専攻)後、日立製作所勤務。
・定年退職後島根と東京の二重生活。
・農業、郷土未来史家。
出川通:・1950年出雲市生まれ。東京在住。
・大学卒業(金属材料工学専攻)後、三井造船勤務。
・㈱テクノ・インテグレーション代表取締役。
実際に県内各地を歩いてみた島根は「ワンダーランド」だったようです。論点は次のとおりです。
1.島根が「玄関」で、グローバル化された合衆国ともいえる時代があった。
2.鉄・銅・銀などの巨大な資源埋蔵、生産地だった。広大な遺跡と
しての活用、伝統技術の未来資産化が考えられる。
3.島根県は、日本の中でも先進的に高齢者対応を進めてきている。
結論として、企業OBにむけて、「隠れ里」ならぬ「隠れ未来里」へのU・Iターンを提案しています。「定員100万人だとすると、あと30万人分空いています。お早めにどうぞ。」 5,15
2012年
5月
10日
木
853 日進産業・ガイナの近況
犬も歩けば853 日進産業・ガイナの近況
日進産業(石子社長 板橋区)に出向いて仕入れたガイナの近況です。
1. 枝野経産大臣
3月2日、枝野経産大臣が、日進産業を訪問しています。石子社長社長の説明をうけたあと、記者からの質問に答える模様を映像で見ました。
大臣いわく「塗るだけで節電効果がある材料があること、中小企業が開発したことに感動した」。記者から「経産省で使うのはどうか」との質問があり、「至急検討する」と答えていました。
2. ガイナの室内環境改善効果
大手住宅メーカーS社が、①VOC ②浮遊粒子 を測定して、ガイナ塗装による室内環境改善効果を確認しています。
3. 2011年遮熱塗料メーカーシェア
ペイント&コーティングジャーナル社が発表した、2011年遮熱塗料メーカーシェアで、日進産業は第1位(16%)です。
2位 日本特殊塗料(12%)、3位 エスケー化研(11%)、4位 日本ペイント(10%) です。
4. 東京新聞記事
東京新聞は5月4日、1面特集「探訪 都の企業 省エネ実践編」で、日進産業のガイナを「塗るだけで断熱」と紹介しています。
「ある工場では年約172万円だった工場の電気料金が約88万円に減った」と石子社長は胸を張る。
5.10
2012年
5月
05日
土
852 湖都松江
犬も歩けば852 湖都松江
「湖都松江」は、松江市文化協会が発行している文化情報誌です。
松江市文化協会 0852-26-1157
第23号(2012.3発行)が「古事記1300年」を特集していて、巻頭随想で芥川賞作家の木崎さと子さんが「出雲の力」を書いています。 次は、国宝に指定されている2つの神社にお参りしたときの記述です。
1. (20年くらい前)出雲大社に参詣したとき、ふと身の底を揺り動かされる感覚に襲われた。日本人の、真の故地・・・。(省略)しぜんに生み出してきた神々の物語。
2.(昨年の初秋)神魂(かもす)神社に案内された。ここで私は完全
に沈黙した。心の底まで、黙った、のである。理屈は要らない。た
だそこに、在る。
体感してはじめてわかる「出雲の力」。古事記に関心をもちながら、島根に行ったことのない方にお見せしたい記述です。
今回、「古事記1300年」だけでなく、松江市出身の「中村元」、松江高校で学び「暮らしの手帖」で「松江特集」を編集した「花森安治」も特集していて、読みごたえがあります。これで400円!
編集総括に、松江観光協会観光文化プロデューサー・高橋一清とあります。高橋さんは元文芸春秋編集長です。 5.5