ブログ:犬も歩けば 2012年4月
2012年
4月
29日
日
851 わかる古事記
犬も歩けば851 わかる古事記
間もなく「わかる古事記」なる本がでます。「古事記1300年」に因み、値段は1300円(+税)としたそうです。
文と訳:村上ナッツ
マンガ:つだゆみ
西日本出版社 定価:1365円
おふたりは西条高校(愛媛県)の同級生。村上さんは住友生命の社員です。住友生命との関係のなかで、紹介を受けました。八雲の会として、いろいろお手伝いすることになりそうです。
本の販売、イベント告知などでお手伝いした経験があります。
・「古事記外伝 スサノオ物語」 佐草一優著 1400円+税
・「八重垣神社ライブアート」 3.17、18
島根県が展開している「古事記1300年事業」の目的は「観光」です。古事記が国民的話題になり、「神話の現場に行ってみよう」となるには、3段階があると考えます。
1.古事記をわかりやすくする。現代的意義を伝える。
2.出雲神話ゆかりの地へ誘導する。
3.現地での受け入れ、サービスを整える。
「わかる古事記」は、1.に属します。村上さんは、この仕事をしていて、「古代人の力を感じた」そうです。つださんは、「○○○がマンガで3時間でわかる本」をたくさんだしてきたかたです。
できるかぎり応援したいと思います。 4.29
2012年
4月
23日
月
850 福島県石川町
犬も歩けば850 福島県石川町
電車の中吊りに「いつもと同じ春がきました。いこう福島の旅」とあります。
21日、22日、1泊旅行で、福島県石川町へ行きました。一行は、雲南市東京ふるさと会(難波会長)、八雲の会、遣島使、島根県東京事務所などで総勢14名。
加納石川町長は島根県雲南市出身です。福島県59市町村で、ただひとり出身者でない首長です。企業経営をしていたかたで、随所にリーダーシップを見聞きしました。
見学先やバス内での案内、さくら見物、懇談、見送りなどの受け入れは、行き届いていて、各所で歓待をうけました。
見学先: ・和泉式部伝説のある清水やお寺
・鉱物展示「日本3大鉱物の産地」
・鈴木畜産「石川はちみつ和牛」
町長とは初日の夜、懇談をしたのですが、翌日の見送りには参りました。泊まった旅館(八幡屋)もそこまでやるかという見送りでした。町長の指導だとか。八幡屋の東北地方でのランキング1位だそうです。
町のいまの課題は「風評被害」の払拭です。放射能の測定は各所でやっていて、「東京より低い」と聞きました。地盤がいいことから地震の被害も小さかったそうです。
「福島復興の先頭に立つ」のが、被害の小さかった町としての目標です。マラソンでも先頭を走るのはたいへんです。島根出身の誇るべきリーダーのたてた高い目標、応援したいと思います。
石川町には喜んでもらい、難波会長はじめ参加者の皆さんにも旅行は好評でした。「また行こう」という声もあります。 4.23
2012年
4月
12日
木
849 隠岐の島町
犬も歩けば849 隠岐の島町
上京中の島根県隠岐の島町の松田和久町長と面談しました。
http://www.town.okinoshima.shimane.jp/index.php
「竹島問題」を抱える町ですが、「相撲」の町でもあります。「相撲島」という本があるくらいです。著者の感動を伝える熱い内容です。
「相撲島 古典相撲たぎつ日」飯田辰彦(著) ハーベスト出版
http://tprint.co.jp/harvest/022.html
「古典相撲」をテーマにした、錦織良成監督による映画「渾身」の撮影が終わっています。「白い船」「うん何!」「レイルウエイズ」に続く、島根作品です。上映が待ち遠しいです。
町長の公約は「財政再建したあと、隠岐病院の新築」でしたが、今春、開院します。役場でなく、病院を新しくしたところに町長の真骨頂があります。7月末、開院を祝って、5年ぶりに「古典相撲」が開催されます。
町出身の隠岐の海が活躍しています。名古屋場所のあと、所属する八角部屋(元横綱北勝海)が巡業で町にくる予定だそうです。古典相撲と時期が重なります。大いに賑わうことでしょう。
相撲の好きな方、7月末、隠岐の島町へ行ってみませんか。
4.12
2012年
4月
10日
火
848 神話の聖地 出雲
犬も歩けば848 神話の聖地 出雲
このたび平野高司著「神話の聖地 出雲 出雲から全国へ 大国主神伝承旅日記」が発行されました。
著者:平野高司 ・元三井物産 茨城県出身
・八雲の会、風土記友の会、遣島使などに所属
発行者:出雲商工会 0853-53-2558
平野さんの出雲通いは並でありません。序文で、「神話の国・出雲」に魅かれていったいきさつを述べています。商社マンとして、海外生活が長かったことが大きいようです。
「日本とは・・・」「日本人とは・・・」というテーマに取り憑りかれていた平野さんを「出雲」は知識を超越した「何か」をもって迎えたそうです。旅は出雲に留まらず西日本各地に広がっていきました。
この本は、大国主神が足跡を残している、国内各地への旅日記です。各地とは、因幡、紀伊、越、信濃、伊予、播磨、筑紫、大和。初めての試みではないでしょうか。
「古事記1300年」を機会として、平野さんの熱意が形になったことを祝福したいと思います。 4.10
2012年
4月
05日
木
847 陣幕久五郎
犬も歩けば847 陣幕久五郎
相撲に縁の深い富岡八幡宮(江東区)へ、2度目のお参りをしました。目的は「横綱力士碑」です。この石碑を作った12代横綱・陣幕久五郎は松江市東出雲町の出身です。
http://www.tomiokahachimangu.or.jp
石碑の大きさ(約20トン)に圧倒され、寄付した名士(伊藤博文、松方正義、大隈重信などなど)に目をみはります。陣幕久五郎は相撲が強かっただけでなく、プロデューサーとしても有能でした。
見どころが多く、ガイドのサービスがあります。「陣幕には感謝している」というガイドさんに、「島根の出身ですよ」と言いました。次回から話してもらえるかも。
境内には野見宿祢を祭る末社があります。相撲のはじまりとされ、松江市大庭町?の出身だとか。
身長が2.27メートルあったという大関・釈迦ケ嶽の等身碑もあります。安来市大塚の出身です。(大塚には、「ゲゲゲの女房」の実家があります。)
因みに雲州松平公のお抱え力士だった雷電は、「無敵力士」と刻まれています。横綱の陣幕が「わしら以上」と評価しているようです。
4.5
2012年
4月
02日
月
846 ルビーの奇跡
犬も歩けば846 ルビーの奇跡
今朝(1日)のNHK番組サキどりは、「ルビー」をテーマにしていました。ルビーはまつもとゆきひろ氏が開発したプログラミング言語です。まつもとさんは、松江市在住、海外ではMatz(マッツ)という愛称で知られています。
いまや、NHKで成功事例として報道されるまでになっています。松江市役所の田中さんは「ルビーの奇跡」だと言っていました。
成功事例: ・ルビーを採用している地元企業27社ある。
・東京企業の松江市進出。
・松江商業高校では授業に取り入れいる。
・松江高専の女子学生が、居酒屋の外人向けメニューを開
発。
専門家のコメントに注目しました。
*コメント「人を連れて行くこと、接待が重要だ。」
今まで無縁と思っていたルビーですが、接点がもてそうな気がしてきました。
東京からの「送客」です。 4.1