ブログ:犬も歩けば 2012年1月

2012年

1月

30日

834 島根を食べる会

 犬も歩けば834 島根を食べる会

 29日(日)、練馬の氷川台で、「島根を食べる会」がありました。50名ほどが集まって盛況でした。住んでいる練馬で、このようなイベントができたこと、驚きです。 

主催したのは野菜ソムリエの加藤則子さん。1昨年11月、赤坂での「島根を楽しむ会」で、すこしお手伝いをしました。加藤さん、2度ほど島根に行き、野菜だけでなく人柄、土地柄がすっかりお気にいりです。 

島根の野菜:あすっこ、おろち大根、出西しょうが、

            やまと芋、津田かぶ 

会場にしたのは洋風居酒屋「晴れのち晴れ」。若きオーナー店長、遠藤拓也さんといいます。生産者と対話をしたいと考えていた遠藤店長と加藤さんの出会いがあり、今回のイベントが実現しました。

    http://rp.gnavi.co.jp/6075705/ 

氷川台は有楽町線の駅名です。近くにはスサノオノミコトをまつる氷川神社があります。(HPの地図を拡大すると載っています。) 

隣りに座ったかたからのメールです。

    ●

本日はありがとうございました。

どの食材もとっても美味しくいただきました。 次は夜の食事でお酒も飲んでみます。^^

さっそく八雲の会のHPを拝見させていただきました。

知らないことばかりで興味深くなりました。

これからも、島根県の美味しいものをいただきたいと思いますので、

何かございましたらぜひ、教えてさい。 」 

しまねブランド推進課からおみえの福田誠さん、島根の産品だけでなく、「古事記1300年」事業の紹介など、観光をPRされていました。「行ってみたい」という声が聞こえました。 

途中で気づいたのですが、私が最年長です。知り合いは加藤さんだけでしたが、愉快に過ごすことができました。 

知人に声をかけようとしたのですが、定員になったことからできず。加藤さんには「またやりましょう」とお願いしています。可能性を感じるイベントでした。         1.30

  

 

2012年

1月

27日

833 写真展「神々の出雲」

犬も歩けば833 写真展「神々の出雲」

 「古川誠 写真展 神々の出雲」が始まっています。

   ・1月24日~29日 10時~18時半(最終日は18時まで)

   ・紀伊国屋画廊(新宿)

   ・入場無料

 初日に行き、古川さんとお話ができました。前回(1昨年1月、文春にて)以来、ちょうど2年ぶりです。

テーマをもって撮りためてあった作品群が、「古事記1300年」という舞台をえました。四季の変化、各地の神事など、地元の写真家であればこその、充実した展示です。

 写真にインパクトがあります。ご覧になれば、「行ってみたい」という方がでてくるでしょう。古川さん、前回展のあと、おみえになった方の案内をなさったそうです。

 会場には「神々のくにしまね 公式ガイドブック」がおいてあります。「神話博」の告知、島根へのお誘いの役割を担っています。

ご覧になりますよう、強くお勧めします。

    1.25  

2012年

1月

22日

831 東京ドーム

 犬も歩けば831 東京ドーム 

東京ドームで「ふるさと祭り」が始まっています(~15日)。たいへんな人出でした。 

まずは会場入口に近い、「神々の国しまねコーナー」を見ました。並河万里さんの写真展「神々の座出雲」、見ごたえがあります。隠岐の写真が多いなと思いました。よき披露の場をえて、天国の並河さん、お喜びでしょう。 

今の倍あったという出雲大社の復元模型、大きいだけでなく、長い階段に迫力があります。「これはなんだ!」という声が聞こえました。知らなかった方には異様でしょう。今回のために作ったのではないそうですが、どこに保管してあったのでしょうか。 

谷村新司さんのCD「はじまりの物語」を買いました。こんなに早く入手できるとは思いませんでした。紅白にでるくらい、広ってほしいものです。 

県職員の藤原さんが、会場でがんばっています。「入場者の4割がしまねコーナー」を見ていると、お喜びでした。3割でもたいした数字です。 

ところで出展の大部分は、全国各地の飲食、物販です。府中観光協会のコーナーで、古代米を使ったうどんを食べてみました。府中市は武蔵の国府があった古い土地柄です。オオクニヌシを祭る大国魂神社があり、オオクニヌシが一夜の宿を借りたという神事が続いているそうです。観光協会の山岸さん、「しまねコーナー見たよ。府中市にきてください」ということでした。      1.11   

2012年

1月

22日

832 島根と青森

 犬も歩けば832 島根と青森

 錦織映画監督から連絡がありました。隠岐の古典相撲の映画「渾身」が4月には完成するそうです。 

監督とは2000年にやった「八雲の会100回記念」で挨拶してもらったころからの交際です。その後の作品はすべて観てきました。

 作品:白い船、ミラクルバナナ、うん・何?、レイルウエイズ、わさお

 最近作「わさお」は、青森県鯵ケ沢町が舞台でした。町や青森県との関係ができています。青森県は相撲の盛んな土地柄です。監督は、縁を感ずるものがあるそうです。因みに舞の海はこの町の出身です。

私には舞の海体験があります。10年ほど前、しまね産業振興財団に出向していたときです。東京都交通局のイベントで、舞の海に島根の品物を贈呈しました。舞の海から「島根は相撲の発祥地ですね」といわれたのです。当時、いわれを知らなかったことから、うろたえてしまいました。

舞の海は昨年「土俵の矛盾 大相撲、混沌の中の真実」を上梓しました。スポーツではない、神事、文化、興業などの要素をもつ、矛盾に充ちた大相撲を説いています。「かつての日本人はこの曖昧さと矛盾を大切にする、よき国民でしたが、このところ・・・西洋的価値観で捉えています」。 

勉強家の舞の海、隠岐の古典相撲も知っているでしょうか。「渾身」がきっかけになって、波がたち輪が大きくなってほしいものです。隠岐へお客の流れも期待します。 

    1.21 八雲の会 三島

2012年

1月

10日

830 隠岐島前高校

 犬も歩けば830 隠岐島前高校

 8日のNHK「おはよう日本」が、隠岐島前高校の「島留学」をとりあげていました。(島根県の沖合いにある隠岐島は、島前、島後からなります。)

 町が寮費や帰省の交通費を補助し、全国から意欲ある生徒を呼ぶ制度で、全国で入学説明会が開かれ、今や卒業生の4人に1人が国公立大学に進むそうです。

生徒たちは、都会とまったく違う、コンビにもない不便な環境を肯定的に受け止めていました。カバーするサービスがあります。

 同校の募集定員が、2012年春から7年ぶりに、1学級40人から2学級 80人に増えます。過疎地の高校の定員増は異例のことです。森本アナも驚いていました。

 アエラ(12.1.2-9)が、「日本を立て直す100人」なる特集を組んで、日本の閉塞感を打破すべく動き出した若者たちを紹介しています。うち2名は島根県をフィールドにしています。ひとりが「隠岐島前高校魅力化プロデューサー」の岩本悠さん(32)です。前職はソニーの人材育成担当。途上国で仕事をと思っていたのが、「日本で解決できなければ途上国でも解決できない」と、考えを変えたそうです。

 この高校は、第1回観光甲子園でグランプリを受賞しています。これからの観光のありかたを示唆する、出会い、感動のあるプラン「ヒトツナギ」です。ぜひご覧を。  http://www.dozen.ed.jp/news/2010/0929-1033.php

    1.9  三島 八雲の会

2012年

1月

05日

829 新著ご紹介「古事記外伝 スサノオ物語」

 犬も歩けば829 新著ご紹介「古事記外伝 スサノオ物語」

 おめでとうございます。

 今年は「古事記1300年」です。神話の現場である出雲(島根)に光があたるでしょう(願望も)

このタイミングで、いい本が出版されました。

  「古事記外伝 スサノオ物語」

    著者:佐草一優  発行所:我夢プロダクション(町田市)

    定価:1400円+税

佐草さんは、松江市出身、獣医です。八重垣神社の出自で、宮司だった祖父はじめ家族や親戚、地元の皆さんから多くのお話聞いておいでです。この本はそれらを再構成したものです。

 獣医として医院経営だけでなく、世界の野生動物保護、会社経営、ラジオ出演など、多方面な活動をなさっています。お国自慢に陥らない、クールヘッドをおもちです。

佐草さんの豊かな想像力の賜物で、わかりやすくて感動のあるストーリーです。

 1.スサノオの誕生、はなばなしく活躍して死に至る生涯がわかる。

  2.出雲の各地の山、川、スサノオ・イザナミを祭る神社、お墓、オロ      

   チ退治の伝承地などがわかる。

  3.イザナミによる死の意味を語ることばに説得力がある

 私は、イザナミの役割に気づくことができたのが最大の収穫でした。

 この本の販売、普及をお手伝いしようと思います。購入ご希望のかた、ご連絡を待ちます。また販売していただける場所に関する情報を期待します。

      1.2 八雲の会 三島律夫