· 

1162 学法石川

福島県石川町(いしかわまち)への「送客」をテーマにしています。属しているNPO(経営支援NPOクラブ)は、「石川町農泊推進協議会」から事業の一部を受託しました(期間:10月22日~2月29日)。成果をださねばですが、町の知名度が低いこともあって、解決は容易ではありません。

 町で最も有名なのは「学法石川」でないかと思っています。ひところ高校野球の強豪校として知られた存在でした。若い人たちはともかくシニア層での認知度は高いと思います。出身の有名人としてはたとえば横浜大洋ホエールズの投手だった遠藤一彦さんがいます。

 最近は野球よりも陸上が活躍しています。今年の箱根駅伝で、「花の二区」において区間記録を更新した東洋大学の主将・相沢君(4年)は、卒業生です。震災や台風で被災した故郷・福島を勇気づけようという思いもあったとか。彼は学生界を代表するランナーと言われています。

 同校卒の有名人としてはほかに「分とく山」総料理長の野崎洋光さん、プロゴルファーの蛭田みな美さんがいます。しまね産業振興財団に勤務していたころ、斐川町から頼まれて、野崎さんにどじょうの試食をしてもらったことがあります。丁寧な対応をしていただいて、感激でした。

 「農泊」に関するリサーチの一環で、昨年12月、学法石川の門をくぐりました。
目的は同校にある「鉱物館」の見学でした。石川町は町営の「歴史民俗資料館」で鉱物の展示をしていますが、学法石川は初代、二代の校長によるコレクションを展示しています。高原先生に案内してもらいました。お宝は「輝安鉱」。日本を代表する鉱物だと自慢げでした。

 (前後しますが)先生の授業が終わるまで、応接室で待ちました。けっこう広いスペースですが、優勝旗、優勝杯、表彰状などでいっぱいでした。さすが「県内屈指のスポーツ校」です。

  1.5 八雲の会 三島