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1127 ノーベル賞受賞者

 7日、都内で2014年度ノーベル物理学賞受賞者・天野浩名古屋大学教授の講演を拝聴しました。演題は「世界を照らすLED」。

 レジネの類は無し、スクリーンの撮影は禁止でした。さすがに最先端の講演です。

 ノーベル賞受賞者の講演を聴く機会などめったにありません。講演のあと頃合いを見計らって近づき、名刺交換をしました。私の名刺は「遣島使」に与えられたものです。森英恵さんと並ぶ貴重なお名刺をゲットしました。

 島根県出身であると名のり「行かれたことはありますか」と尋ねました。
いつものように「ありません」という返事を予想していたのですが、「家内は浜田市出身です。島根県には何度も行っていますよ。」と返ってきたのには驚きました。

 ネットで調べてみますと、夫人は浜田市周布町出身、教授は浜田市で講演をなさっています。県内では知られたことなのでしょう。
  http://blog.canpan.info/tiin-kanagi-001/archive/125

 さて講演の要旨は次のとおりです。
  ・青色LEDの量産には30年かかっている。これを10年に縮めたい。

  ・0→1 でなく、1→10 が目標。

  ・それには「産・官・学」でなく、「産・産・学」の連携が必要だ。大学は「産」と「産」の「接着剤」になる。

 高校同期、元外務省のNさんは、福井謙一博士がノーベル賞を受賞したときお世話をしたそうで、体験を述べながら質問をしていました。名刺交換が精いっぱいの私とはえらい違いです。

   6.9 八雲の会 三島