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1117 石川町訪問

 18、19日の1泊2日、NPOの会員2名で福島県石川町を訪問しました。

1.母畑温泉・八幡屋の渡邉社長
 1時間半ほど、じっくり伺いました。
 社長は高校時代から長く海外に滞在した経験をおもちです。地元の方は「ここには何もない」とおっしゃるが、社長はそうは思いません。 恵まれた自然をいかそうと、役所を待つのでなくまず始めたのはお客への「ウオーキングの誘い」です。
 コースは自社の土地だけではありません、所有者とお話しすることが必要なので知り合いが増えます。「コースをもっと増やしたい、将来は乗馬のウオーキングもやりたい」そうです。危ないことはしないのでなく、挑戦します。

2.大野農園・大野社長
 果樹農家の大野社長も挑戦しています。
 加工品の生産は委託していましたが、はじめて自社生産を始めています。商品は果物餡の最中。
 お菓子の生産施設、売店、事務所などは新設しました。生産施設の外観はコンテナー。売店は天井の高いテント構造、陳列棚はなんと「りんご箱」。社長のセンスをいかんなく発揮しています。 場所は大野家の庭。車の入場を楽にするため、立派だった塀や門は取り払いました。この決断はすごいと思います。 社長は福島県内の若手農業者の団体(一社)クールアグリの代表理事でもあります。こちらの話もいくつか伺いました。割愛します。

3.石川町・加納町長
 石川町と荒川区の連携に関心があります。 ヒントとして町長から聞いた言葉は「幸せリーグ」でした。
 正式名称は「住民の幸福実感向上をめざす基礎自治体連合」で、国からの委託事業ではありません。52の基礎自治体(=荒川区+51自治体)がH25年6月に設立しました。衆議院議員だった西川区長のリーダーシップへの期待があります。勉強してみようと思います。
 なお荒川区とは「災害時相互応援協定」を結んでいますし、「川の手まつり」「石川町ツアー」などの交流(モノ、ひと)があります。
 
  1.24 八雲の会 三島