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1116 石川町の廃校利用

農水省は各地にある「廃校」や「空き家」を宿舎に改造し、増加する外国人客に使ってもらおうとしています。「民泊」ならぬ「農泊」というわけです。旗を振っても実現は容易でありません。

 

 石川町は、なんと5校もの廃校の利用を課題にしていました。昨年夏に訪問したとき3校を案内してもらったのですが、はじめて「山村だな」という印象をもちました。その後利用方法が決ってきて、あと1校の用途が決まっていません。旧南山形小学校です。

 

 属しているNPOが石川町支援の一環として関心を持っています。再利用に意欲のある二つの会社を町に紹介してきました。

 

S社のH社長は一人だけ、自社の費用で行ってきました。町は窓口の首藤課長がきちんと対応。見学は社長の意欲を刺激し、いくつかの提案を聞いています。

 

 次いでA社による見学は参加者がなんと7名になりました。人脈豊富な方がいたからです。見学結果は前向きで、「1社では難しい、いくつかの会社を誘致しよう」という意志を伺っています。

 

 5つもの再利用例のある町はほかにないでしょう。いずれ視察の希望が寄せられると思います。その準備が必要です。

 

 廃校をプラスイメージに転じていくには、町だけでなく都市、日本だけでなく外国、男性だけでなく女性といった異質の視点が欠かせないと思います。幸いなことに、両社共に女性社長です。

 

  1.17 八雲の会 三島