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1077 松江特産品フェアと観光PR

 20日(日)開催の「松江特産品フェア」へ行ってきました。会場は浅草の「まるごとにっぽん」。通りに外国人が多いのは驚きませんが、若い女性の着物姿、人力車を利用する高齢の女性が目立ちました。 
 特産品フェアですが、観光PRもしていましたし、「地酒ふるまい」、「抹茶と和菓子のおもてなし」などもありました。 
 国宝になった松江城のPRに工夫をこらしていました。「城と縁むすび」を合体した体験サービスといえるでしょう。武者姿二人が指導して、まずはお客に縁の字を筆で書いてもらい、居合刀で縁と書いた紙を切っていました。こうして悪縁を切り、そのあとに縁を結ぶのだそうです。

 あとひとつ、物販をしながら観光も視野にいれている例です。社名は「宝箱」で、住所は松江市の南にある大庭町。親会社は松浦造園です。美保関町から嫁にきた松浦照美さんから熱心に説明してもらいました。 
 国宝神魂(かもす)神社の裏山にある空山(そらやま)は、耕作放棄地でした。造園業ででてくる剪定木くずを堆肥にして土を改良。主産物の茶と柿は島根県初の有機栽培を実現しています。有機栽培のお茶ですが、美味しいのが売りです。 
 松浦社長の思い、工夫には学ぶべきものがあります。健康に関心の強い方でればお話を聞きたいと思うでしょう。また、山頂からは宍道湖と中海を一望できます。日により雲海もできます! 松江の新名所になりそうです。 
 松江商工会議所「しょほう」16.11が特集記事にしています。農業団体でないのが新しさを示しています。 
 私の生家は松江市八雲町平原(ひらはら)といい、空山とは背中合わせになります。東京で平原がわかる方と会うとは想定外のことでした。 
  16.11.21