1049 島根の熊野

 紀州和歌山の熊野はよく知られていますが、熊野は島根にもあります。地元で
は地名(松江市八雲町熊野)、神社名(熊野大社)、温泉施設(熊野館)などに使
われています。出雲風土記には熊野大神、熊野山(今は天狗山)の記述があり、
古代からの由緒あるブランドです。

 中世の尼子VS毛利の戦乱の時代には「熊野城」です。尼子十旗の一つとして
月山富田(とだ)城防衛の重要拠点でした。城跡を、いまは要害山(281m)
といいます。

 地元の有志は、平成26年「熊野城跡保存会」(岩田正会長)を作って、整備・
補修、登山、講演会、交流会などの活動を行ってきました。専門家(風土記の丘・
高屋茂男副所長)も応援しています。昨年7月開催の行事では、72名が登山し
ています。

 中学・高校と同期の山根盈樹さんが保存会幹事で事務局です。お世話をしてい
ただき、帰省した18日に登山しました。まず八雲ふるさと館で、腹ごしらえ。や
はり幹事の渡辺憲雄さん手打ちの出雲そばは絶品でした。窓外の川沿いに河津桜が
咲いていました。

 入り口から山頂は30分ほどですが、険しさは並ではありません。太い竹が繁茂
していて、道の整備は大変だったと思います。でも頂上からの島根半島、中海、大
山などを見渡すす眺望は抜群です。

 パワースポットがブームです。神社以前の信仰の対象であった岩や山にはより
パワーがあるかもしれません。保存会では天狗山(熊野大社の元宮)、八雲山(和
歌発祥の地)、要害山(熊野城跡)の3山登山を呼びかけています。汗をかいたあ
とは熊野館の温泉でさっぱりしてもらえます。

 3.22 八雲の会 三島