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1019 雲州平田

 「あたしゃ 雲州平田(うんすう ふらた)の生まれ」というフレーズを
出雲弁の紹介で使うことがあります。市だったのが、いまや出雲市平田となっ
てしまい残念なことです。
 
 印刷会社は市場を求めて、早くから東京進出していました。地元だけでは食べ
ていけません。私は「創造力の豊かな人が多い土地柄」という理解もしています。
ユニークな商品(玩具、食品)が生まれています。

 1.4人将棋
   発明者は元市長の太田満保さん。「将棋セット」を販売していましたが、
  いまもありますか。現役市長だったころ、青山のパーティ会場で挨拶をし
  たことがあります。職員に「PCを使わない日を作れ、現場に出ろ」との
  指導も話題になりました。
   https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E4%BA%BA%E5%B0%86%E6%A3%8B

 2.マジキャップ
   発明者は工房ながおかの長岡さん。棒磁石のS極、N極の作り方に原理
  があって、立体的な造形物を組み立てる玩具です。特許を取得。
   しまね産業振興財団のころ、某大手玩具メーカーとの交渉を代行したこと
  があります。産んで育てたかわいい娘(商品)、嫁にださず、ご自分で販売な
  さっています。
         http://www.magiqup.com/

 3.黒大豆甘納豆「ゴリラの鼻くそ」
   これも財団のころ、すこしですが販路開拓を手伝いました。岡社長の着眼
  (動物園の土産)、営業力(代理店は使わないで、どこでも出かける)、創意
  (ネーミングなど)により大ヒットしました。 
   旭山動物園が有名になる前、岡さんから「最も売れる動物園だ」と聞いて
  いました。動物園の立体展示は有名ですが、「鼻くそ」も縁の下で力になった
  かもしれません。
     http://hanakuso.jp/

 さて次に世にでるのは、どなたの作品でしょうか。

  9.12 八雲の会 三島