990 雲南・峯寺

 雲南市三刀屋町の峯寺は出雲きっての古刹です。修験道の根本道場でも
あって、山とは深いつながりがあります。

 このたび先代住職・松浦快芳さんが、「山に祈る」を上梓されました。若い
ころに「臨死体験」をしたこともありながら、夫婦揃って米寿を祝われたとい
う方のお話しは興味深く、情味と感動があります。
   著書名:山に祈る 峯寺老僧随想録
   発行所:山陰中央新報社
   定価 :1200円+税
         
 出雲市に本部がある茶道「三斉流」は、武家の茶の伝統を受け継いでい
ます。あちこちに記述があります。なかでも山門が火事にあったとき、森山
宋瑞宗匠が駆けつけて「非常時だからこそ、一点前差し上げましょう」と
点前をされたというエピソード、まったく驚きました。

 犬のポチが登場します。子犬のときに母親を交通事故で失ったポチの不思
議な性癖。主人を守るため、命をかけて猪と戦ったお話し。チベットの高僧
から褒美の供物をいただいたお話しなどなど。

 昭和46年にはユースホステルを開設。その心意気は「入り来る者にやす
らぎを。去りゆく人に幸せを」です。今でも第二のふるさととして尋ねる方
たちと羨ましいようなつきあいです。なかにサグラダ・ファミリアの主任彫刻
家、外尾悦郎氏も。いまは「遊山荘」として受け継がれています。
    http://mineji.noomise.com/

 2.2 八雲の会 三島