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905 岩波新書「出雲と大和」

日本宇宙フォーラム理事長、間宮さんからの下記メール、お許しをえて転送します。

1.「出雲と大和」

この著作は机上の論でなく、京大らしいフィールドワークです。読んで終わりでなく、現地へ誘う要素をもっています。島根はうまく生かすべしです。藤岡先生は「講演会をしたらいい」とおっしゃっているそうです。皆さん、ぜひお読みください、そして周囲にお伝えください。 

2.島大「古代出雲文化フォーラム」

「古事記1300年事業」で、県と出雲大社が連携しました。これに島根大学が加わったことに意義があります。出雲市出身の小林学長ならではの仕事だったと思います。一発花火にしてはならず、今後の展開を期待します。 

3.出雲大社神殿(48メートル)再現

110回八雲の会(2001.4)で話題にしました。

  話題提供:日本建築センター 後藤理事(浜田市出身)

間宮さんの応援演説、寺沢氏(現横浜銀行頭取)の意見、記録しています。

応援団になることやぶさかでありません。      4.9 

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三島 様  

いつも貴重な情報をお送り頂き、有難う御座います。

私も、梅原猛先生の本を読んでから「国譲り」の真相に興味を抱くようになりました。譲られたのは、出雲一国であるはずはない、日本国全体であるべきだと考えていたのですが、誰も確たることを 言わないので、その答えを渇望していました。

丁度その頃、以前三島さんが紹介しておられた「出雲と大和」を読み始めたのです。読み進む中に、本当に驚きました。私の知りたかったことが余すところなく書いてあるではありませんか。著者の情熱、執念、論理、行動、結果、それを公表する勇気の全てに圧倒され、感服しました。このような人が、日本にいたことを神に感謝したい気持ちでした。ご本人にもこの気持ちをお伝えし、残された私の関心事ー「神あり月」の意味合いーについて聞いてみたいと思っております。もし、著者の村井様との連絡方法(住所、メール等)をご存じでしたら、教えて頂ければ幸いです。

なお、3月3日の島根大学主催の「古代出雲文化フォーラム」は、私が同大学の経営協議会で提案し、小林学長が決断されて、東京での運営支援を当財団がお引き受けして実現したものです。小林学長の率先垂範と決断する勇気に敬意と謝意を表しております。私自身は、大好評を博してほっとしております。これを機に、「古代出雲を楽しむツアー」等各種イベントで盛り上げることに大賛成です。

しかし、最も望ましいのは、オリンピックと同じように、「60年後の次回の

出雲大社の遷宮では、瓦の葺き替えではなく、古代の48mの神殿を新築して、そこへ遷る」と宣言してもらうことだと考えて、おります。その決断には、勇気が要りますが、60年あれば、十分募金が集まることと思います。その旨、機会あるごとに関係者に話しているところです。「八雲の会」でも、ぜひ応援して頂けたらと思います。

今後ともよろしくお願い致します。  

                間宮