872 高岡市万葉歴史館

 犬も歩けば872 高岡市万葉歴史館 

古代には越中の中心地で、万葉歴史館のある高岡市は、行ってみたい町だった。先日、一泊2日で実現した。 

JR高岡駅は改修中だった。出口の表示が北口・南口とかでなく、「古城公園口」、「瑞龍寺口」とあり、これはいいなと思った。 

万葉歴史館は遠く、伏木にあると知り、氷見線に乗った。1両しなかない車両には「忍者ハットリくん」のラッピングをし、ハットリ君の声が車内案内をしていた。藤子不二雄Aさんが氷見市の出身。 

伏木は日本海に面している。古代の越中の中心地は海に近かった。伏木駅から万葉歴史館までは、貸し自転車を利用した。傾斜地にあり、30分ほどかかった。 

万葉歴史館は立派な施設で、万葉集研究の拠点になっている。伏木には大伴家持が5年間滞在し、多くの歌を残している。目でみる展示だけでなく、ボタンを押して1首ずつ聴けたのがよかった。 

学生時代、犬養孝先生の万葉の講座をとった。いいかげんなレポートでも優をもらえた。先生はここの名誉館長で、もっとも好きな歌は、

 もののふの やそ乙女らが 汲みまごう 寺井の上の かたかごの花

とある。 

家持が勤務した国庁があったとされる勝興寺にも行ってみた。本堂(重要文化財)の大きい空間には驚いた。境内に「国庁跡」の石碑があったが、お寺の印象が強く、古代を偲ぶのは難しい。 

高岡駅に戻って、古城公園へ。堀をめぐる舟遊びのサービスがあるそうだが、見かけなかった。次は、国宝の瑞龍寺にお参り。7堂伽藍のスケールはすばらしい。さすが加賀、前田百万石の第2の都市だと思った。 

高岡市は古代に栄え、江戸時代、前田家により復興している。前田家に万葉集の写本があったという記事をみかけた。     8.14