ブログ:犬も歩けば 2014年5月

2014年

5月

25日

959 小泉八雲講座ー4

第4回小泉八雲講座(24日)の講師は、田中瑩一島根大学名誉教授でした。
ただひとりの島根在住の講師、私には高校時代、クラス担任、クラブ顧問と
してお世話になった恩師です。

テーマは「雪女ー八雲は日本の民話をどう聞いたかー」。依頼があってから
半年、この日の準備をされました。1時間半の講義は、わかりやすくて深み
のある内容だったと思います。(レジュメ全6頁)

ナイアガラの滝があるわけでない島根旅行は、しかるべき方の解説が重要と
考えます。「小泉八雲ツアー」を企画するときは、先生にお願いしています。
松江の「うたごえ喫茶」で、民話の朗読をなさっているそうで、準備OKです。

島根大学での教え子、茨城大学の昌子(しょうじ)佳弘教授がおみえでした。
この珍しい名前で、八雲の会でお話を聞いた昌子住江・関東学院大学教授を
思い出します。紹介者はイング総合計画・斉藤俊幸社長でした。

斉藤社長の実績に熊本県荒尾市での「徒歩圏内マーケット」があります。高齢
者を対象にしたビジネスの可能性を実証したものです。講座のあと、神田の居
酒屋で両先生と歓談したとき、話題にしました。先生は80歳、免許は返上さ
れたので、「ひとごとでないな」とつぶやいておいででした。

5.25 三島/八雲の会



2014年

5月

11日

958 小泉八雲講座ー3

10日、第3回小泉八雲講座の講師は池田雅之早大教授。「やぐも」と濁って
発音なさるのには閉口しました。印象に残ったこと二つあります。

1.美保の関、美保神社
八雲は美保の関が好きで3度訪れています。得意とする泳ぎを楽しむことも
目的だったそうです。
美保神社の祭神は、オオクニヌシの子のコトシロヌシ。国譲りの場面に登
場して、「天の逆手」を打って海中に身を隠します(自殺)。国譲りに関係深い
青柴垣神事(4月7日)、諸手船神事(12月3日)は今も行われます。立花
隆さんが調べていて、文芸春秋にお書きになるそうです。美保神社に光が
あたります。
美保の関の対岸は、かの「水木しげるロード」の境港市です。

2.ボナー・フェラーズ
ハリウッド映画「終戦のエンペラー」の主人公ボナー・フェラーズは、マッカ
ーサー元帥の軍事秘書で、昭和天皇を戦犯から救った親日将校として知られま
す。フェラーズは八雲のほぼ全著作を読破し、「ハーンが私に日本を愛するこ
とを教えてくれた」と述べています。八雲のひ孫「凡さん」の名は、ボナー・
フェラーズにあやかって名づけられました。凡さんは松江市にお住まいです。

池田先生は「古事記やまとかたり」の大小田さくら子さんをお連れでした。
講演の区切りで八雲の作品の朗読、古事記の朗誦をなさいました。朗誦は感動
ものです。おふたりを含む一行6人は、出雲大社で奉納演奏をしてきたばかり
でした。

5.11 三島 八雲の会




2014年

5月

06日

957 津和野町東京事務所

4月、文京区にオープンした「津和野町東京事務所」へ行ってました。
文京シビックセンターから徒歩5分ほどです。角地の1階で、入り口が
2面にあって入りやすい感じがあります。立花隆さんが近所とか。

3人体制で、トップは東野正義さん。浜田市出身で、JTBからのトラ
バーユです。名刺には「リ、スタート 津和野」と記載があり、町の期待
を感じます。

観光協会が町から受託した事業で、ミッションは「観光、販路開拓、定住、
津和野高校の生徒募集、石見空港利用」など、多岐にわたります。特に
重点はおいてなく、「動きながら方向づけする」そうです。

津和野町の強みは高い知名度です。東野さんと話をしている間にも「パン
フレットが欲しい」という客がおみえでした。この知名度、ほかの市町も
利用したらと思います。石見空港のある益田市は、問題なく利用できる
立場にいます。

同行した山口さんは、「城跡からの眺め、原風景、人物群(森鴎外、西周、
安野光雅ほか)などは日本の宝、いかしたい」と述べていました。昨秋、
西周の講演会を区内で企画実施されました。外から風が吹いています。

5.6三島
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2014年

5月

01日

956 小泉八雲講座-2

4月26日、第2回小泉八雲講座講師は、作家(NHKドラマ「日本の面影」作者)の山田太一さんでした。

 

ドラマ(八雲はチャキリス、節は壇ふみさん)は1984年3月に放映されました。

あれから30年が経っています。一部ですが、見ることができます。

 http://whisper-voice.tracisum.com/?eid=257

 

八雲にはダスティンホフマンを希望したのですが、ギャラがあわず。チャキリス

が尋ねてきました。ウエストサイド物語のイメージが強く避けたかったのですが

しかたなく決定。日本ではホテルを出ないで、日本語を丸おぼえしたそうです。

 

舞台では八雲は風間杜夫、節は三田和代でした。アイルランドでの公演のとき、

三田さんが倒れたことから急遽劇団員が代役に。観客に了解をえて始め、なんとか

終えたとき万雷の拍手でした。「マイナスがもつプラス効果」を知ったそうです。

 

山田さんは、八雲の作品のなかでも「松江の朝」を、「いちばん大事、かけがえ

がない、教えてもらっている、重んぜよ」と言われていました。富田旅館での朝、

聞こえてくる杵、拍手、ものうり、下駄の音を記した名文です。

 

八雲は進歩には懐疑的でした。科学を信頼しながらも、信頼しきれない現代人への

八雲のメッセージは「魂が欠けている」です。山田さんは、吉野弘さんの詩

「魂のはなしをしましょう」を紹介していました。詩の全文(burst 花ひらく)をご覧ください。


 http://yoshiyukiumeda.blog13.fc2.com/blog-category-9.html

 

5.1三島・八雲の会